休み

ゆっくりした。思いつきで、Bunkamuraでやっている『国立トレチャコフ美術館展〜忘れえぬロシア』を見に行く。当時の農民の生活や広大なロシアの風景を描いたもの、それから肖像画が主な作品。

チケットなどに載っている女性の肖像画、これの作者の作品はどれもとても力強く、特に女性の肖像画にはあまりの美しさに目を奪われてしまった。他にも、厳しい寒さに耐える人々が少し息をついた瞬間を捉えた作品や、その厳しさに対してあまりにも雄大すぎるロシアの風景がやけに印象に残った。あそこで生活したら価値観が180度変わる気がする。今改めて思い返すと、なんだか感慨深くなってくる。見に行ったのがちょうど最終日だったのだけど、もう一度くらい行っておけばよかったな。


その後同シネマで上映中の『サガン〜悲しみよこんにちわ』を見る。波乱の人生を描いた特に後半は畳みかける展開で盛り上がったものの、唐突な展開の割に全体を通してあっさりとしすぎるきらいがあったように思えました。駄作だという意味では無いけど、二時間がやけに長く感じた。