数日間

着信アリとミリオンダラーベイビーを観た。

着信アリは音がでかいシーンではびっくりした、というだけの映画。やはりホラーはその場限りの束の間の怖さが得られるだけで後で思い返してもなーんも残らないので、そこまで好きではないなぁ。みんなでワイワイ見るのはいいけど家だと時間の無駄過ぎて絶対見ない気がする。

ミリオンダラーベイビーはとてもいい映画だった。たぶんこれまでにも無数の映画が同じテーマを扱ってそれこそ何人も「自分だったらああする、こうする」と話し合ってきたと思う。言ってみれば陳腐で使い古されて主題。でも、それが今なおこうやって市民権を得ているのは人間の本質に関わる無視できない問題であって、なおかつそれをクリント・イーストウッドが撮ると渋さが溢れ出て凄いことになる。
彼の他の映画にも、どうも過去に過ちを犯した人間が最後に自分でもう一度道を選んで進むという映画がいくつかあったように思う。実際プライベートで過去に取り返しのつかないことをしてしまったのかな・・・

最近こういうストレートなヒューマンドラマを見てないから、十二分に心を動かされた。