666

オーメンは自分が今まで見た映画の中でもかなり記憶に残る一本となっている。

血糊いっぱいの怖いホラーではなく、荘厳な感じ。てか全然怖くはない。

『もしも反キリストが無垢な赤ん坊としてこの世に生を受けていたら?』
ということで、主演のダミアン君が無垢で可愛ければ可愛いほど不気味さが増してしまうこの矛盾。人が死んでしまうシーンのどれを取っても息をのむ素晴らしさ。

いきなり出てくる怪物や効果音にびっくりしたいならお勧めできないけれど、とても整った映画だと思う。