今年

引きこもり癖が徐々に姿を現してきた年だった。

来年はもうちょい外に目を向けたいと思う。


でも一人でいるときじゃないとできないインプットだとかもあるわけで。特に今年は、言い方は少し変だけど映画観ることを趣味にしようと思い立ち、とりあえず年間100本観てみるかと9月くらいから気合入れたわけですが(結局概算で75本)。この調子なら一生涯で1000本は余裕ではないかと思ったり。



やはり中学くらいから映画は好きだったから、寸暇をおしまず本気で向き合ってみたのは結構良かった。しかもただ楽しむだけでなく、観た後にあーだこーだ考えたり自分の嗜好をとことんまで見つめなおす道具にも使う事ができる。


しっかりした評論とか読んだりすると、まだまだ圧倒的に知識と掘り下げる力の両輪が足りていないと感じるから今後はそこんところを養っていければなと。



ここ最近強く思うのだけれど、音楽や本や映画に関して自分の方向性や考え方が定まってきて消化できてきたなと思うラインは、「それを体験している自分」を客観的に意識してしまうかどうかで決まってくる。


音楽に関してはさすがに無くなった。外ではなく内に向いてきているなと。中学の頃はやはり「周囲と違ってメタルとか聞いてる俺」を意識しつつ人格形成してきた部分が大いにあるけれど、最近は完全に落ち着いた。これは普通に音楽のこと話せる友人ができたことが大きいかな。


映画に関しては「こんな作品を観ている自分」を意識的にせよ無意識的にせよ他人と差異化している瞬間を感じてしまう。こういう変な感覚、平たくみればただの下らない優越感、に自覚的だということは『映画を観る』ことを本質的な自我の形成でなくて、まだまだ他人と自分の区別の道具程度に使ってしまっているんだろうな。そこをどうにか乗り越えていきたい。


とにかく自分は、自分自身を変に相対化しすぎてしまう向きがある。ここは治すべくもない。そういう自分にどう折り合いをつけて生きていくかですね。


あと今年やり残したこと。ガンプラ作るの忘れた。